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二択ガイド ─ 洗濯

除湿機と衣類乾燥機

分かれ目は「1回に干す量」と「工事ができるか」の2つです。1回2〜3kgで工事ができないなら除湿機。パナソニック F-YEX90Dは速乾125分で、除湿運転中の電気代はメーカー公表で1時間あたり5.4円(50Hz)〜5.7円(60Hz)、1回およそ11〜12円です。1回5kg以上を毎日乾かすなら乾燥機側。ガス式の乾太くんは5kgを約52分で乾かしますが、ガス栓と排湿の工事が要ります。洗濯機の買い替えが近いなら、洗濯乾燥機にまとめると置き場所が増えません。

部屋干しを早く乾かす方法を、除湿機・衣類乾燥機・洗濯乾燥機で比較します。干す量、乾く時間、1回の費用、工事の有無に加え、梅雨と冬で変わる方式の向き不向きも整理します。

くらし選び帖編集部公開 2026年9月10日更新 2026年10月31日掲載 3商品

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  • パナソニック F-YEX90D毎日の部屋干しで消費電力も抑えたい人(税込54,949円〜)
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  • コロナ BD-6326寝室や脱衣所へ動かして使いたい人(税込19,600円〜)
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基礎知識

乾かし方の違い

1除湿機は、除湿量と住んでいる地域で変わる

このページで掲載している3台は、除湿量が5.6〜12L/日と2倍以上違います。コロナ BD-6326は50Hzで5.6L・60Hzで6.3L、パナソニック F-YEX90Dは50Hzで7.8L・60Hzで8.5L、型番表記のない大容量機は12Lです。1回に干す量が多いほど、必要な除湿量も上がります。

数値が2つ並ぶのは、除湿量が電源周波数で変わるからです。東日本は50Hz、西日本は60Hzで、同じ機種でも1割以上違います。除湿可能面積も同じく変わり、F-YEX90Dの木造の目安は50Hzで10畳、60Hzで11畳です。販売ページの数値がどちらの周波数のものかを確かめてください。

タンクの容量も効きます。F-YEX90Dは約2.4L、BD-6326は3.5Lです。除湿量12L/日の大容量機にタンク2Lだと、満水で止まる回数が増えます。毎日長時間使うなら、連続排水のホースが使えるか、ホースを流せる排水先があるかを先に確認してください。

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2電気代は「1時間あたり」で見ると差が小さい

パナソニックは F-YEX90D の電気代を公表していて、除湿モードONの衣類乾燥で1時間あたり50Hz 5.4円・60Hz 5.7円です。速乾と標準の乾燥時間はどちらも125分なので、1回あたりはおよそ11〜12円になります。運転音は48dBです。

掲載している3台の除湿中の消費電力は160〜185Wの範囲に収まっていて、1時間あたりで見ると機種による差はほとんどありません。 効くのは「何時間動かすか」のほうです。除湿量の足りない機種を選ぶと運転時間が伸び、1時間あたりが安くても1回の合計では高くつきます。

一方、ガス式の衣類乾燥機は6kgで約96円(LPガス)です。1回の金額だけを見ると除湿機の8倍ですが、乾かす量が3倍で、干す手間がゼロになります。1kgあたりで割ると差は縮まります。金額だけでなく、干す時間を何に使えるかを含めて比べてください。

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3乾かない原因が置き方のほうにあることもある

臭いの原因はモラクセラ菌で、乾くまでが長いほど増えます。除湿機を足しても乾かないときは、干し方を先に見直してください。

洗濯物どうしの間隔を空ける、サーキュレーターの風を直接当てる、この2つで乾く時間は変わります。除湿機は部屋の空気から水分を取る機械で、風を当てる力は補助です。風が当たっていない洗濯物は、部屋の湿度が下がっても乾きが遅れます。

「除湿機を買うか、乾燥機を買うか」の前に、いまの干し方で5時間以内に乾くかを試す価値があります。 間隔と風だけで収まるなら、買うのは送風の道具だけで済みます。

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4単体の衣類乾燥機は、このページでは扱っていません

本文で「1回5kg以上なら乾燥機側」と書いていますが、掲載しているのは除湿機と、洗濯と乾燥が1台になった洗濯乾燥機です。洗濯機の上に載せる単体の衣類乾燥機(電気式・ガス式)は取り扱っていません。

単体の衣類乾燥機を検討する場合は、電気式なら設置台と販売店による設置、ガス式ならガス栓・電源・排湿管の工事が別にかかります。本体価格だけでは総額が決まらないため、見積もりを取ってから洗濯乾燥機と比べてください。

参考として、電気式のパナソニック NH-D603(6kg)は消費電力が最大1,335Wで、1時間動かすと上限で約41円です。乾燥時間と1回の電気代はメーカーの公式ページに記載がありませんでした。

比較表

比較表

比較軸除湿機衣類乾燥機ドラム式洗濯乾燥機
1回に乾かせる量2〜3kg5〜9kg6kg前後
乾く時間速乾125分(F-YEX90D・2kg)ガス式 約52分(5kg)約98分(洗濯〜乾燥・6kg)
1回の費用約11〜12円(F-YEX90D・速乾)ガス式 約96円(6kg・LPガス)約25円(洗濯〜乾燥)
干す手間干す必要がある入れるだけ入れるだけ
工事不要ガス式はガス栓と排湿管設置のみ(防水パンの寸法)
置き場所床に置く。使う部屋へ移せる洗濯機の上か専用台洗濯機と入れ替え
ほかに使えるか部屋の湿気・カビ対策にも使える乾かす専用洗濯もする

選ぶ順番

除湿機と衣類乾燥機、どっち?

  1. 1
    まず、ふだんの1回分を量る

    分かれ目は量です。

    くわしく

    パナソニックは、洗濯物が5時間以上乾かないと臭いが出やすくなるとして5時間以内に乾かすことを勧めています。いま干している1回分が2〜3kgで、5時間以内に乾いているなら除湿機で足ります。 乾ききらない、または5kg以上を毎日干すなら、干す手間ごと無くなる乾燥機側が向きます。量を測らずに機種を比べると、能力の足りない機種を長時間動かすことになります。

  2. 2
    工事ができるかで、選べるものが決まる

    除湿機は電源だけで使えます。

    くわしく

    ガス式の衣類乾燥機はガス栓・電源・排湿管の工事が別にかかり、屋内設置では壁に直径10cm程度の穴を開けるか、専用の窓用部材が要ります。 賃貸やマンションでは管理会社・管理組合の許可も必要です。電気式は洗濯機の上に専用スタンドで置けることが多く、工事は販売店の設置で済みます。賃貸で工事ができないなら、この時点で除湿機か洗濯乾燥機の二択になります。

  3. 3
    乾燥機に入れられない衣類が多いなら、除湿機と噛み合う

    洗濯表示で、四角の中に丸があるマークに×がついている衣類は、衣類乾燥機やドラム式の乾燥に使えません。

    くわしく

    ウール・絹・革製品や、「つり干し」「平干し」の表示がある衣類も避けます。綿や麻は少し縮むことがあります。乾燥機を入れても、これらは結局干すことになります。 手持ちにタンブル乾燥できないものが多い家では、干す前提の除湿機のほうが噛み合います。

  4. 4
    洗濯機の買い替えが近いなら、1台にまとめる

    パナソニック NA-LX129ELは6kgを洗濯から乾燥まで約98分、1回の電気代は約25円(800Wh)です。

    くわしく

    除湿機と乾燥機を別々に置くより場所を取りません。逆に、洗濯機がまだ使えるなら、いま干している分だけを解決する除湿機のほうが出費は小さく済みます。 洗濯機の寿命と重なっているかどうかで、同じ悩みでも答えが変わります。

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部屋干しに使う家電

コンプレッサー式 12L/日
大容量

コンプレッサー式 12L/日

広いリビングや連続排水で使う人

  • 12L/日
  • キャスター
  • 連続排水対応
16,580円 税込10月28日確認楽天で見る
パナソニック F-YEX90D
省エネ

パナソニック F-YEX90D

毎日の部屋干しで消費電力も抑えたい人

  • エコ・ハイブリッド
  • 8.5L/日
  • ナノイーX
本体寸法
幅470×奥行250×高さ335mm
消費電力
除湿(強)175W/185W(50/60Hz)
54,949円 税込10月28日確認楽天で見る
コロナ BD-6326
コンパクト

コロナ BD-6326

寝室や脱衣所へ動かして使いたい人

  • 6.3L/日
  • 3.5Lタンク
  • 内部乾燥
本体寸法
幅220×奥行330×高さ515mm
消費電力
除湿時160W/180W(50/60Hz)
19,600円 税込10月28日確認楽天で見る

注意点

決める前に確認すること

  • F-YEX90D の電気代(50Hz 5.4円/h・60Hz 5.7円/h)と乾燥時間125分は、パナソニックの製品仕様ページの公表値です。1回あたり約11〜12円は、この2つから計算した値です。
  • 電気代の計算に使う目安単価は1kWhあたり31円(税込)です。ガス代は料金単価で変わるため、LPガスと都市ガスでも違います。
  • 除湿量・除湿可能面積・消費電力は電源周波数(東日本50Hz/西日本60Hz)で変わります。販売ページの数値がどちらのものかを確認してください。
  • 電気衣類乾燥機(パナソニック NH-D603)の乾燥時間と1回の電気代は、メーカーの公式ページに記載がありませんでした。1時間あたりの上限から計算した値だけを載せています。
  • ガス衣類乾燥機は、屋内に置く場合に壁へ直径10cm程度の排湿用の穴を開けるか、専用の窓用部材が必要です。賃貸・マンションでは管理会社や管理組合の許可が要ります。
  • 洗濯表示でタンブル乾燥が禁止されている衣類は、衣類乾燥機・ドラム式の乾燥に使えません。

よくある質問

部屋干しの乾かし方のよくある質問

除湿機で衣類乾燥機の代わりになりますか?

1回2〜3kg程度なら代わりになります。5kg以上を毎日乾かす場合は時間がかかり、干す手間も残るため、乾燥機側のほうが向きます。目安は「5時間以内に乾かしきれる量か」です。

除湿機の電気代は1時間いくらですか?

パナソニック F-YEX90D の公表値は、除湿モードONの衣類乾燥で1時間あたり50Hz 5.4円・60Hz 5.7円です。掲載3台の除湿中の消費電力は160〜185Wの範囲に収まっていて、1時間あたりの差はほとんどありません。1回の合計で差が出るのは運転時間のほうです。

除湿機の性能は住んでいる地域で変わりますか?

変わります。除湿量・除湿可能面積・消費電力は電源周波数で決まり、東日本の50Hzと西日本の60Hzで1割以上違います。コロナ BD-6326は50Hzで5.6L/日、60Hzで6.3L/日です。販売ページの数値がどちらの周波数のものかを確かめてください。

賃貸でも衣類乾燥機は置けますか?

電気式は洗濯機の上にスタンドで置けることが多く、工事は販売店の設置で済みます。ガス式はガス栓と排湿管の工事が必要で、管理会社の許可が要ります。工事ができない場合は、除湿機か洗濯乾燥機の二択になります。

部屋干しの臭いを防ぐには?

5時間以内に乾かすことが目安です。洗濯物どうしの間隔を空け、サーキュレーターの風を直接当て、それでも足りなければ除湿機で湿度を下げます。順番はこの逆にしないほうが、買わずに済む可能性が残ります。

除湿機は1日中つけっぱなしでも大丈夫ですか?

電気代の面では1時間あたり5円台です。ただしタンク容量には限りがあり、満水になると止まります。F-YEX90Dは約2.4L、コロナ BD-6326は3.5Lです。毎日長時間使うなら、連続排水のホースが使える機種と、ホースを流せる排水先があるかを先に確認してください。

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