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基礎知識
一眼レフとミラーレスで実際に変わるところ(構造・見え方・重さ)
1違いは「ミラーがあるか」の1点。そこから大きさとレンズの差が出る
一眼レフは、レンズから入った光をミラーで上に跳ね上げ、プリズムを通してファインダーへ導きます。シャッターを切る瞬間にミラーが跳ね上がり、光がセンサーへ届きます。ミラーレスはこの機構を持たず、レンズから入った光を常にセンサーで受けて、その像を電子ファインダーか背面モニターに表示します。違いはここだけで、画質そのものを決めているのはセンサーサイズとレンズです。
ミラーがないと、レンズの後ろからセンサーまでの距離を短く設計できます。そのため本体が薄くなり、レンズ側の設計の自由度も上がります。一眼レフ用とミラーレス用でレンズの取り付け規格(マウント)が別になっているのはこのためで、同じメーカーでも一眼レフ用のレンズをミラーレスに付けるにはアダプターが要ります。
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2ファインダーは「遅れのない光学」か「仕上がりが見える電子」か
光学ファインダーは実際の光を直接見ているので、被写体の動きと見え方の間に遅れがありません。走る子どもや動物を追い続ける撮り方では、この点が扱いやすさにつながります。一方で、明るさや色の設定が仕上がりにどう出るかは、撮ってから背面モニターで確かめることになります。
電子ファインダーは、露出や色の設定を反映した像が撮る前に見えます。暗い場所でも表示を明るくして構図を確認できます。撮影後の失敗が減る代わりに、表示のために電力を使い続けます。掲載品の公表値では、ソニー α6400 が静止画撮影可能枚数でファインダー使用時 約360枚・液晶モニター使用時 約410枚、キヤノン EOS R50 がファインダー撮影 約310枚・モニター撮影 約440枚(いずれもCIPA規格準拠)と、同じ機種でもファインダーを使うほうが少なくなります。1日撮り続ける予定があるなら、予備バッテリーを前提に考えてください。
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31台目は本体の差より「レンズを含めた総額」で決まる
入門機はレンズが付いたキットで売られていて、同じ本体でも構成によって価格が変わります。掲載品では、標準ズーム1本のキットが約9万〜13万円、標準ズームと望遠ズームの2本が付くダブルズームキットが約15万円台です(2026-08-28確認の販売ページ価格)。運動会や発表会のように離れた被写体を撮る予定があるなら、あとから望遠レンズを買い足すより最初からダブルズームのほうが総額を抑えられます。
本体だけを買っても、SDカードと予備バッテリー、持ち運ぶケースは別に必要です。本体価格の1〜2割を追加費用として見ておくと、買ってから足りなくなる事態を避けられます。反対に、撮る対象が決まっていないうちに高い本体を選んでも、レンズが標準ズーム1本のままなら撮れる範囲は広がりません。
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比較表
比較表
| 比較軸 | 一眼レフ | ミラーレス | 判断の目安 |
|---|---|---|---|
| 構造 | ミラーとプリズムで光をファインダーへ導く | ミラーがなく、センサーの像を電子ファインダーか背面モニターで見る | 違いはこの1点で、以下の差はすべてここから出る |
| ファインダー | 光学式。実際の光をそのまま見るので表示の遅れがない | 電子式。明るさ・色を反映した仕上がりに近い像が出る | 動く被写体を追うなら光学、露出を外したくないなら電子 |
| 本体の大きさ・重さ | ミラーとプリズムの分だけ厚みが出る | 掲載品は本体約346〜405g(メーカー公称) | 毎日持ち歩くかどうかで効き方が変わる |
| 電池の持ち | ファインダーが電気を使わないぶん撮影可能枚数が多い傾向 | 掲載品はCIPA規格で約310〜410枚(機種・使い方による) | 1日撮るなら予備バッテリーの要否として見る |
| レンズと新製品 | 手持ちのレンズ資産をそのまま使える | 各社が新製品を出しているのはこちらが中心 | これから買い足すなら選択肢の広さで見る |
公表仕様
メーカーの公表仕様から
一眼レフとミラーレスの差は、言葉より各社が公表している仕様表のほうがはっきり出ます。掲載中の3機種について、ファインダーの方式、電池で撮れる枚数、一眼レフ用レンズの扱いを、メーカーの仕様ページから引用します(2026-08-31に各ページで確認)。画像は掲載中の商品の販売ページのものです。
ミラーレスの型式は「ノンレフレックス」。EFレンズはアダプター併用で使える
型式:デジタル一眼ノンレフレックスAF・AEカメラ/使用レンズ:キヤノンRFレンズ群、およびEFレンズ群 ※マウントアダプター併用により、EF/EF-Sレンズが使用可能(EF-Mレンズを除く)
電子ファインダーを使うほど、撮れる枚数は減る
ファインダー形式:1.0cm(0.39型)電子式ビューファインダー/静止画撮影可能枚数:ファインダー使用時 約360枚、液晶モニター使用時 約410枚(CIPA規格準拠)/質量:約403g(バッテリーとメモリカードを含む)
ファインダーを持たない機種は、その分だけ軽い
有効画素数:2088万画素/静止画モード(撮影可能コマ数):約330コマ/質量:約405g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)、約350g(本体のみ)
選ぶ順番
ファインダー・レンズ・新品の選択肢|選び分けの順番
- 1すでに一眼レフ用のレンズを持っているか
持っているなら、そのレンズが使える一眼レフを続ける選択に意味があります。
くわしく
ミラーレスへ移る場合はマウントアダプターを介する形になります。たとえばキヤノンはEOS R50の仕様で、使用レンズを「キヤノンRFレンズ群、およびEFレンズ群」とし、マウントアダプター併用によりEF/EF-Sレンズが使用可能(EF-Mレンズを除く)と明記しています。ただしアダプターを付けると全長と重量が増え、組み合わせによっては動作に制限が出ます。買う前にメーカーの対応表で、手持ちのレンズがどこまで動くかを確認してください。
- 2ファインダーをのぞいて撮るか、画面を見て撮るか
一眼レフの光学ファインダーはミラーとプリズムで実際の光を見る仕組みで、表示の遅れがありません。
くわしく
ミラーレスの電子ファインダーはセンサーがとらえた像を表示するので、明るさや色を反映した「仕上がりに近い像」が撮る前に見えます。動く被写体を追い続けるなら前者、露出を外したくないなら後者が向きます。なお掲載中のニコン Z30 のようにファインダーを持たず背面モニターだけで撮る機種もあり、晴天の屋外では画面が見づらくなります。
- 3新品で買うか、中古も含めるか
各社が新製品を出しているのはミラーレスが中心で、新品で選べる範囲はミラーレスのほうが広くなっています。
くわしく
一眼レフを選ぶ場合は中古が候補に入りますが、シャッターの使用回数や保証の有無が個体ごとに違います。中古で買うなら、保証を付けている店舗で、使用回数と外観の状態が書かれている個体を選んでください。
- 4毎日持ち歩くか、撮影のときだけ持ち出すか
ミラーとプリズムがないぶん、ミラーレスは本体を薄く作れます。
くわしく
掲載中の入門機はメーカー公称で本体約346〜405g(バッテリー・カード含む)で、標準ズームを付けても鞄に入る大きさに収まります。持ち出す頻度が高いほどこの差が効きます。撮影のときだけ持ち出すのであれば、重さより握りやすさや電池の持ちを優先しても構いません。
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掲載中のミラーレス入門機を公開仕様で比較

パナソニック LUMIX DC-G100DK 標準レンズキット
レンズを含めた総重量を抑えて持ち歩きたい人
- マイクロフォーサーズのため本体もレンズも小さくまとまる
- 3機種のキット構成のうち、標準ズーム1本の構成
- センサー
- マイクロフォーサーズ(有効約2030万画素)
- 付属レンズ
- LUMIX G VARIO 12-32mm
- 本体質量
- 約346g(バッテリー・カード含む・メーカー公称)
- 動画
- 4K/30p

キヤノン EOS R100 レンズキット
はじめてのミラーレスを予算を抑えて始めたい人
- 本体約356g
- 標準ズームレンズ付き
- センサー
- APS-C
- 付属レンズ
- RF-S18-45mm
- 本体寸法
- ボディ 約幅116.3×高さ85.5×奥行68.8mm

ニコン Z30 16-50 VR レンズキット
のぞき込むファインダーを使わず、画面を見て撮る人
- 電子ビューファインダーを省き、背面モニターで撮る構成
- NIKKOR Z DX 16-50mm VR の標準ズーム付き
- APS-C(DX)サイズのセンサー
- センサー
- APS-C(DXサイズ・有効約2088万画素)
- 付属レンズ
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- 本体質量
- 約405g(バッテリー・カード含む・メーカー公称)
- ファインダー
- なし(背面モニターのみ)
向かない人電子ビューファインダーがないため、晴天の屋外では画面が見づらい場面があります。日中の屋外で写真を多く撮るならファインダー付きの機種を選んでください。

ソニー α6400 パワーズームレンズキット ILCE-6400L
写真をメインに、長く使える入門機を1台選びたい人
- APS-Cセンサーの入門〜中級機
- センサー
- APS-C(有効約2420万画素)
- 付属レンズ
- E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
- 本体質量
- 約403g(バッテリー・カード含む・メーカー公称)
- 動画
- 4K/30p

キヤノン EOS R50 ダブルズームキット
運動会や発表会など、離れた被写体まで最初から撮りたい人
- 標準ズームと望遠ズームの2本が最初から付く
- APS-Cセンサーで本体は約375g
- センサー
- APS-C(有効約2420万画素)
- 付属レンズ
- RF-S18-45mm・RF-S55-210mm の2本
- 本体質量
- 約375g(バッテリー・カード含む・メーカー公称)
- 動画
- 4K/30p
注意点
一眼レフとミラーレスを選ぶ前に確認したいこと
- 当サイトが掲載しているのはミラーレスの入門機だけです。一眼レフの機種ごとの数値は確認できていないため、この記事では構造の違いにとどめています。
- 一眼レフ用のレンズをミラーレスで使うにはマウントアダプターが必要で、組み合わせによっては一部の動作に制限が出ます。メーカーの対応表を確認してください。
- 中古の一眼レフはシャッターの使用回数や保証の有無が個体ごとに違います。保証の付く店舗で、状態が明記された個体を選んでください。
- 本体の重さはメーカー公称値(バッテリー・カードを含む)です。実際に持ち歩く重さはレンズを付けた状態で変わります。
- 価格・キット構成・保証条件は販売ページごとに変わります。購入前に販売ページの表記を確認してください。
よくある質問
一眼レフとミラーレスのよくある質問
一眼レフとミラーレスは初心者にはどっちがよいですか?
これから新品で1台目を買うならミラーレスが基本です。新製品が出ているのがミラーレス中心で選択肢が広く、電子ファインダーで仕上がりを確認しながら撮れるため、露出の失敗に気づきやすいためです。一眼レフが向くのは、すでに一眼レフ用のレンズを持っている場合と、電池の持ちや表示の遅れのなさを優先する場合です。
一眼レフとミラーレスで画質は違いますか?
ミラーの有無そのものは画質を決めていません。画質に効くのはセンサーサイズと画素数、そしてレンズです。掲載中の入門機はAPS-Cとマイクロフォーサーズで、同じ価格帯ならセンサーが大きいほうが暗い場所で有利になります。
持っている一眼レフのレンズはミラーレスで使えますか?
同じメーカーであれば、マウントアダプターを介して使える組み合わせがあります。ただし全長と重量が増え、AFなど一部の動作に制限が出る組み合わせもあります。メーカーが公開している対応表で、手持ちのレンズがどこまで動くかを確認してから決めてください。
ミラーレスは電池が持たないと聞きました。本当ですか?
電子ファインダーと背面モニターの表示に電力を使うため、同じ電池容量なら一眼レフより撮影可能枚数が少なくなる傾向はあります。1日撮り続ける予定があるなら、予備バッテリーかモバイルバッテリーからの給電を前提に考えてください。
一眼レフはもう買わないほうがよいですか?
使っている機材が動いているなら買い替える理由はありません。新しく買う場合は、新品の選択肢がミラーレス中心になっている点と、中古では個体差がある点を踏まえて判断してください。撮れる写真の質が一眼レフだから劣るということはありません。
ファインダーのないミラーレスでも大丈夫ですか?
室内や曇りの日、動画中心の使い方であれば問題になりません。ただし晴天の屋外では背面モニターが見づらくなります。日中の屋外で写真を多く撮るなら、電子ファインダーの付いた機種を選んでください。
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