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基礎知識
「水深◯m」とIPX8は何が違うのか
1「水深10m」は10mまで沈めてよいという意味ではない
メーカーが書いている水深は、決められた水深・時間・水温の条件下で内部を守るという試験の結果です。試験の条件を超える使い方、たとえば水面へ高い位置から飛び込んで衝撃と同時に水圧がかかるような場面は、公称値の内側でも想定されていません。数字は「この範囲までなら設計上の想定内」という線引きとして読んでください。
同じ理由で、経年でも条件は変わります。ふたのパッキンは消耗品で、砂や髪の毛が挟まった状態、あるいは傷んで弾力が落ちた状態では公称の水深でも浸水します。落として角をぶつけたあとは、水に入れる前に一度確認してください。
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2IPX8は「水深何m」とは別の書き方
販売ページで「IPX8」とだけ書かれている機種があります。これは日本工業規格・国際規格の等級で、継続的に水中に沈めても影響がないことを示しますが、その水深と時間は各メーカーが定める条件によります。つまりIPX8という表記だけでは、何mまで潜れるかは決まりません。
掲載品ではInsta360 Ace Pro 2が販売ページでIPX8と表記しています。潜って使う予定があるなら、等級の表記だけで判断せず、メーカーが案内している具体的な水深と時間を確認してください。逆に、水しぶきや雨天での使用が目的なら、等級の表記で足ります。
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3ハウジングが必要になる線引きと、そのときの副作用
スキューバダイビングのように本体の公称値を超える深さまで潜るなら、対応水深が明記された別売りハウジングを使います。掲載しているGoProのダイブハウジングは、防水バックドアを確実に閉じた状態で水深60mまでの防水と案内されています。前面が平面ガラスなので、水中でも被写体の形がゆがみにくくなります。
ただしハウジングに入れると、本体のマイクが覆われて音が入りにくくなり、背面のタッチ操作もできなくなります。付属のスケルトンバックドアに替えれば音と操作は戻りますが、そちらは開口部があるため防水ではありません。陸上用と水中用でバックドアを付け替える運用になる、と理解しておいてください。
水辺では、浸水より「落として見失う」ほうが起きやすい失敗です。浮くフロートを付けておくと、手を離しても水面に留まります。ハウジングを買うときに一緒に考えておくと、あとから買い足す手間が減ります。
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比較表
比較表
| 製品 | 防水の公称値 | 向いている使い方 | 補足 |
|---|---|---|---|
| GoPro HERO CHDHF-131 | 水深5m(ハウジングなし・メーカー公称) | プール・水しぶき | 潜るならハウジングが前提 |
| GoPro HERO13 Black CHDHX-131 | 水深10m(ハウジングなし・メーカー公称) | シュノーケリング・川遊び | ダイビングにはハウジングを足す |
| DJI Osmo Action 5 Pro | 水深20m(ハウジングなし・メーカー公称) | 浅めのダイビングまで | 掲載中で本体の公称値が最も深い |
| Insta360 Ace Pro 2 | IPX8(販売ページ表記) | 水しぶき・浅い水辺 | 水深はメーカー案内で確認する |
| 別売りダイブハウジング | 水深60m(防水バックドア使用時・販売ページ表記) | スキューバダイビング | 平面ガラスで水中のゆがみが出にくい |
選ぶ順番
使う場所で決まる、必要な水深と条件
- 1水に入れるのか、水がかかるだけなのか
雨天のツーリングや、プールサイドで水しぶきがかかる程度なら、掲載しているどの機種でも公称値の範囲に収まります。
くわしく
判断が要るのは「潜る」ときです。体ごと水に入るなら、入る深さと入っている時間を先に見積もってから機種を選んでください。
- 2潜る深さが本体の公称値を超えるか
掲載中の本体だけの防水は、GoPro HERO CHDHF-131が水深5m、GoPro HERO13 Blackが水深10m、DJI Osmo Action 5 Proが水深20mです。
くわしく
シュノーケリングの範囲なら10mクラスで足りますが、スキューバダイビングは本体だけでは足りません。水深60m対応のダイブハウジングを足す前提で予算を組んでください。
- 3海水か、真水か
数字が同じでも、海水は塩分が残るぶん手入れの手間が変わります。
くわしく
使ったあとに真水で洗い流して乾かす、という運用ができるかどうかは、機種選び以前の条件です。ここを飛ばすと、ふたの周りに塩が残って次に開けたときに固着します。
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公称の防水深度が確認できる掲載中のカメラ

GoPro HERO13 Black CHDHX-131
マウントやアクセサリーの選択肢が多い定番機を長く使いたい人
- 本体のみで水深10mの防水に対応(メーカー公称)
- メーカー公式ストアの出品で日本語説明書が付く
- センサー
- 1/1.9型
- 最大解像度
- 5.3K/60fps
- 防水
- 水深10m(ハウジングなし・メーカー公称)
- 本体質量
- 約159g(メーカー公称)

GoPro HERO CHDHF-131
まず軽さと価格を優先してアクションカメラを試したい人
- 質量約86gでシリーズの中でも軽い小型モデル
- 本体のみで水深5mの防水に対応(メーカー公称)
- 最大解像度
- 4K/30fps
- 防水
- 水深5m(ハウジングなし・メーカー公称)
- 本体質量
- 約86g(メーカー公称)
- 操作
- 背面タッチ画面
向かない人上位機のような高フレームレート撮影や外部マイク運用には向きません。動画の解像度・fpsを重視するならHERO13 Blackを選んでください。

DJI Osmo Action 5 Pro スタンダードコンボ
スローモーションを多用し、長めに回し続けたい人
- 前面と背面の2画面で構図を確認できる
- バッテリー1個あたり約4時間の駆動(販売ページ表記)
- センサー
- 1/1.3型
- 最大フレームレート
- 4K/120fps
- 防水
- 水深20m(ハウジングなし・メーカー公称)
- 連続撮影
- 約240分(約4時間・販売ページ表記)

Insta360 Ace Pro 2
夕方や室内など暗い場面も1台でまかないたい人
- 1/1.3インチの大きめセンサーを積んだ横型モデル
- センサー
- 1/1.3型
- 最大解像度
- 8K/30fps
- 防水
- IPX8(販売ページ表記)
- 画面
- フリップ式スクリーン

GoPro ダイブハウジング HERO9/10/11/12/13対応
本体防水の公称範囲を超える深さまで潜って撮りたい人
- 防水バックドアを確実に閉じた状態で水深60mまで対応(販売ページ表記)
- 陸上撮影用のスケルトンバックドアが付属し、音を取り込みやすくなる
- 対応水深
- 60m(防水バックドア使用時・販売ページ表記)
- 対応機種
- HERO13/12/11/10/9 Black(販売ページ表記)
- レンズ
- 平面ガラス
- 付属
- 防水バックドア・スケルトンバックドア・マウント用バックル
向かない人付属のスケルトンバックドアは開口部があるため防水ではありません。水中や水濡れする場所では防水バックドアを使ってください。
注意点
水に入れる前に確認したいこと
- 防水の数字は、決められた水深・時間・水温の条件下での試験結果です。条件を超える使い方は想定されていません。
- ふたのパッキンに砂・髪の毛・糸くずが挟まっていると、公称の水深内でも浸水します。水に入れる前に毎回確認してください。
- 海水やプールで使ったあとは真水で洗い流し、乾かしてから充電口のふたを開けてください。濡れたまま開けると内部に水が入ります。
- ハウジングに付属するスケルトンバックドアは開口部があるため防水ではありません。水中では防水バックドアを使ってください。
- 水深・対応機種・付属品は販売ページごとに変わります。購入前に販売ページとメーカーの案内をご確認ください。
よくある質問
アクションカメラの防水のよくある質問
アクションカメラは何mまで潜れますか?
機種によって変わります。掲載中の本体だけの公称値は、GoPro HERO CHDHF-131が水深5m、GoPro HERO13 Blackが水深10m、DJI Osmo Action 5 Proが水深20mです。それより深く潜るなら、水深60m対応の別売りハウジングが前提になります。
プールや海水浴なら、そのまま持ち込んでいいですか?
掲載しているどの機種も公称値の範囲に収まる使い方です。ただし飛び込みのように衝撃と水圧が同時にかかる場面は想定外です。また使ったあとは真水で洗い流し、乾かしてから充電口を開けてください。
IPX8と書かれていれば水深10mまで大丈夫ですか?
決まりません。IPX8は継続的に水中へ沈めても影響がないことを示す等級ですが、その水深と時間は各メーカーが定める条件によります。潜る予定があるなら、等級表記ではなくメーカー案内の具体的な水深と時間を確認してください。
防水ハウジングは必ず買ったほうがいいですか?
必ずではありません。水しぶきや浅い水辺で短時間なら本体だけで足りることが多く、使う日が限られるなら後から足しても間に合います。スキューバダイビングのように本体の公称値を超える深さまで潜るときだけ必要になります。
水中で音は録れますか?
ハウジングに入れると本体のマイクが覆われるため、音は入りにくくなります。付属のスケルトンバックドアに替えれば音は取り込みやすくなりますが、そちらは防水ではないので水中では使えません。
一度水没させてしまった場合はどうすればいいですか?
電源を入れずに、真水で洗い流してから十分に乾かし、メーカーの窓口に相談してください。通電させると内部の損傷が広がることがあります。防水の公称値内であっても、パッキンの状態次第で浸水は起こります。
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